放射線科

マンモグラフィ検査とは？

マンモグラフィ検査とは乳房専用のエックス線検査です。乳房を専用の板で圧迫した状態でエックス線を照射します。

撮影方法は、MLO（内外斜方向）とCC（頭尾方向）撮影の2種類があります。MLO撮影では乳房を横方向から斜めに挟み込んで撮影し乳房全体を描出するのに優れています。CC撮影では乳房を上下から挟み込んで撮影を行います。CC撮影はMLO撮影では描出しにくい乳房内側の組織を描き出すのに適しています。

マンモグラフィ検査は、撮影の際に乳房を圧迫します。それはエックス線像を鮮明にするためです。また、乳房を圧迫することは、撮影時の被曝量を軽減することにもつながります。圧迫版がソフトな素材でできているので従来より痛みの軽減が見込めます。痛みを感じる場合もありますが必要な圧迫ですのでがんばってください。

3Dマンモグラフィ（乳房トモシンセシス）

～今まで見えなかった病変が発見できる！～

新しい機能である乳房トモシンセシスが搭載されています

トモシンセシスってなぁに？

3次元の断層マンモグラフィです。従来のマンモグラフィではできなかった多方向からの撮影が可能となりました。
従来の撮影では乳腺内に隠れて見えなかった病変が確認できるようになります。

※日本人は病変が隠れてしまう可能性が高いデンスブレストの割合が高く通常のマンモグラフィでは発見することが非常に困難です。

被ばくは？

通常のマンモグラフィ検査に断層撮影を加えるため被ばく量は増えますが乳がん検診で定められている基準を下回っているのでご安心ください。また通常撮影より被ばくを低減できる他社にはない機能も搭載されています。

撮影方法は？

一回の圧迫で通常のマンモグラフィとトモシンセシス両方の撮影を行います。ゆっくりと機械が20秒ほど動いていきます。
息止めは必要ありません。