拡散型衝撃波治療を開始しました
2022年11月から当院に拡散型衝撃波治療器(ESWT)が導入され、この機器を使用したリハビリテーション治療が開始されています。
体外衝撃波とは
体外衝撃波(Extracorporeal shockwave)とは、非侵襲的に組織の深部まで伝搬し、組織再生を促進する治療法です。1980年代に腎臓結石の治療に初めて使用され、現在は理学療法、整形外科、スポーツ医学、リハビリテーションなどで幅広く使われています。
体外衝撃波治療の種類は集束型と拡散型の2種類に分けられており、当院では拡散型衝撃波治療器を用いてボツリヌス療法で受診される患者様に対して使用しています。
治療により期待される効果
整形外科分野では、主に腱障害の除痛や組織修復に効果があるとされており、骨の疾患に対しても治療により組織修復に効果があると報告されています。
慢性脳卒中の患者様で,麻痺肢に筋緊張の異常である「痙縮」が残る場合には、痙縮の軽減と可動域の改善に有効である報告が多数されています.ボツリヌス療法と併せて体外衝撃波の実施による効果が期待されています。
治療費について
現在はボツリヌス療法の患者様の治療機器として使用していますので、ESWTのみの請求はありません。